本センターは、原子分子イオン制御テクノロジーの技術革新を支える基盤技術、計測法・計測装置の開発を目指して、平成15年4月1日に発足致しました。本センターでは、「ものづくり」としての新規ナノ物質や新規デバイスの設計・開発を行いつつ、実践的教育を通じて次代を担う若手研究者の育成、産業界で活躍するkey personとしての人材養成を目的としています。具体的には、重点課題として下記の研究・教育に取り組んでいきます。
1. 個々の原子・分子を観察、評価、分析、制御、操作して、組み立てる微細組立技術とそれを可能にする新たな装置の開発
2. 多様さ・複雑さを積極的に利用することにより構成した新物質の開発やその新物質を用いた新規デバイスの設計・開発
3. 自己組織化・自己組立機能や自己増殖・自己修復機能などを有する新物質の発見とそれを利用した新規デバイスの設計・開発とそれらの機能、特性、信頼性評価
4. 固体プラズマ、プロセスプラズマから高温プラズマの広い領域におけるプラズマ物理基礎現象の解明と、得られた知見を生かした超微細構造形成技術等の応用基盤技術の確立
5. 大面積の超微細構造形成を目的とした各種プラズマ生成、高機能粒子ビーム発生、さらには環境対応型加工技術などの全ての領域において必要とされるエネルギー形態制御基盤技術の開発
6. プラズマやイオン・原子・分子ビームの物理的基礎、適正エネルギー制御技術とセンサー技術などを統合した、原子、分子、物質、エネルギーなどを対象とする全く新しい応用技術の開拓
7. 専門領域横断型原子分子イオン制御理工学若手研究者の教育と養成

E-mail: wwwadmin@stamic.eng.osaka-u.ac.jp